プリパラのキャッチコピー【み~んなトモダチ!!み~んなアイドル】とは?
これはプリパラバーリトゥード Advent Calendar 2017 - Adventar https://adventar.org/calendars/2435
11日目の記事です。
プリパラを象徴するキャッチコピー「み~んなトモダチ!!み~んなアイドル!!」からアニメ、プリパラで一本描きます。
・み~んなトモダチ!!
基本的には1話完結のアニメで仲間との衝突や切磋琢磨で、神アイドルの称号を目指す日常パートで構成されています。
幼少期の不幸な行き違いからプリパラを禁ずる大人【大神田グロリア】、心を持たない人形として生まれたモノ【ファルル】、人に裏切られ現実世界で生きることを放棄しようとした天才【紫京院ひびき】など、各シーズンを牽引する「神アイドルになるステップアップに立ちはだかる障害」が現れプリパラアイドル達が衝突と和解を繰り返すシーズン毎の大筋で構成されます。
男児向けの特撮番組が近い構成のように感じますが、大きく違う点は「立ちはだかる障害」は基本的にヒーローに倒されフェードアウトをします。しかし、プリパラは前述の通り衝突の後は和解をする。(アイドルタイムプリパラでは、一時的にフェードアウトする地獄委員長が居たが、ややあって帰還する。)
昨日の敵は今日の友であり「み~んなトモダチ!!」が徹底されています。
それにしてもこのアニメ、しょっちゅう血が流れない闘争が繰り広げられていて物騒です。だがそこがいいですプリパラ。
・みーんなアイドル!!
少女が年頃になると何処からともなく現れるプリパラへのログインパス【トモチケ】。プリパラにログインすればアバターが即座に生成され仮想空間でライブを行うことができる。ライブで集めた【いいね】が溜まるとアイドルランクが上がるシステム。
プレイヤーは神アイドルを目指して今日もライブをする。
誰でも主役になれる夢を見る為の装置と舞台それがプリパラ。
私がプリパラに感じる魅力の1つが、脇役ですら1話をメインで引っ張れる個性を与えられている点です。
個人的に痺れたエピソードがあります。【映画レッツゴープリパリ ルート3地下F.Cコースのちゃん子】のライブ。彼女のあるがままの姿をCG でモデリングした迫力のライブを目にした観客が、映画観賞後口々に「ちゃん子超かっこ良かったね!」「映画だけは勿体ない!」「(ちゃん子の)ファンになりそう!」と興奮した様子で称賛していました。
そこへ飛び込めば誰だってアイドルになれる理想郷プリパラ。
脇役に銀幕で華を持たせるプリパラの特異性を象徴するエピソード「み~んなアイドル!!」なるキャッチコピーの説得力たるやですね。
・「お洒落なあの子真似するより、自分らしさが一番でしょ」
私達が生きる現実では右に倣えで、個性が無くなっていくという事は日常茶飯事で、「出る杭は打たれる」といった言葉もある通り自分らしさを肯定して生きるのは困難な世の中であり、個性が自らを傷つける場面は掃いて捨てるほど溢れている。
しかしプリパラは違います。
溢れ出る個性がアイドルとして武器になる。あるがままを肯定されるシステムとしてプリパラのライブは機能している。
第1話『アイドル始めちゃいました』より
大きな声がコンプレックスだった真中らぁらの背中を押した南みれぃの台詞「みんなはアイドルの歌を持っているぷり!世界中に向かって届くように歌うぷり!ここではすべての女の子にそれが許されてるぷり!」その後ライブは大成功する。
声が大きいが故に日常的に歌うときは声を抑えているらぁらが、思いきり歌った結果「いいね」と世界に迎え入れられることにより、彼女のコンプレックスが強みとしての個性にひっくり返る見事な展開です。
背中を押してくれるトモダチが居てみんなをアイドルとして受け入れる世界プリパラ。
「み~んなトモダチ!!み~んなアイドル!!」をキャッチコピーに掲げるプリパラ。それは本来在るべき、優しい社会を幻視するアニメなのかもしれません。
素晴らしいアニメなので気が向いたらチェックしてみてください。
基本やりたい放題のギャグアニメなのですが、根底に流れるテーマは熱く優しさに溢れているのでおすすめです!
・dアニメ プリパラシリーズのリンク
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://anime.dmkt-sp.jp/animestore/series?seriesId=S0000701&sortKey=3
ここで畳もうと思ったんですけど、幕張メッセで昨日に開催された
アイドルタイムプリパラ Winter Live 2017
にてプリティーシリーズ新プロジェクトの発表がありました。
【プリティーオールフレンズ】
情報は随時更新されるそうです。
益々、プリティーシリーズから目が離せない!
ファンが祈り続ける限りプリズムの煌めきは死なない
最後に素敵な企画に参加させていただきありがとうございました。カスペル様、各位参加者様、記事を読んで頂いた皆様、お付き合い頂きありがとうございました。コレにて失礼致します。ではよいクリスマスを!